世界最大の卸市場、義烏(イーウー)へ。

お客様各位
いつもお世話になっております。
イノベーション・ファクトリー247店長の松本です。
アジア最大の仕入れ市場と言われる
中国・浙江省 義烏市ってご存知でありますでしょうか??
こちらは世界最大級の広大な面積の土地に建てられた
大型モール?のような建物「福田市場」に数億の卸業者がブースを設けて
商品の受注を受け付けている中国最大の市場となります。
ひと昔前から、日本のダイソーなどが買い付けを行っており、
業界関係者の間では有名な場所です。
上海経由ですと、上海東国際空港から
おおよそ300キロ~400キロほど北西部に行ったところにあります。
東京⇔名古屋間くらいの距離がありますが、
新幹線を使えば「義烏駅」まで2時間程度で着きます。
(車で4~5時間程度はかかるかな?)
ここは当社でも商品のOEM(相手先ブランドへの供給)をする上で、
ちょくちょく足を運んでいる1つの拠点となります。
自社工場を併設しているブースも多く、初めは見極めが必要ですが、
日本品質の工場も多数あり。魅力的な商品開発をしています。
(いきなり行っても建物が霞んで見えるくらい大きいので
大人の遠足で終わってしまうかもしれません。)
ただ、どの国の買い付けやリサーチでも言えることですが、
品質が良い工場と出会うのは、それなりの人脈と経験が必要ですね。
そこで、当社では、現地駐在しているスタッフとの連携で買い付けを行っています。
日本のお客様が求める雑貨の品質を作れる工場、
価格帯や商品の歩留まり率など、様々な条件を満たした上での買い付けとなります。
(素材や検品体制まで全てチェックを入れていきますので、
中国商品=品質が悪いということは一切ございません。)
イーウーの難点としては、ロット数が大きいことですね。
中国国内で見てみますと、南の広州や深センあたりはアパレルが強く、
商品ロット数も少ない傾向にあるかと思います。
試作という交渉ができ、融通が利く工場が多いのですが、
イーウーの卸業者、工場はロット数が大きいのでしっかりと
現地スタッフと連携して、交渉をしていく必要がありますね。
私は、このイーウーは数十回行っており、
浙江省に限らず、行った際には日本品質の商品供給が出来る
工場を厳選しております。
やはり商品は、品質水準が高い、これにつきますので、
中国と連携して今後も良い商品を開発していきたいですね。
そういえば、習近平の話ですと、今後はイーウーを拠点に
ヨーロッパへ素材や材料、商品を供給していくために列車を作るそうです。
それには色々、思惑があり、1つに列車を開通させることで
新ウイグル自治区に富をもたらし、共産党への反発を抑えたいなどあるようです。
ただEU諸国は、やはり生産の拠点は今も中国という認識は変わっていませんので、
空路で荷物を運ぶより、陸路として列車を通して運んだ方がコストが
かなり抑えることが出来るようです。
まだまだ生産の拠点として中国は間違いなく成長し続けると思います。
一応言っておきますが、made in Chinaで毛嫌いする人いますけど、
超スーパーブランドも中国の工場で作っていますからね。
要な「どの工場」と提携するかということです。
今後ともイノベーション・ファクトリー247を
何卒よろしくお願いいたします。